今年も鶴我 東山総本山の桜が咲き誇りました。

昨年は観測史上初の、会津若松市における３月中の桜開花。衝撃でした。筆者の私たちが子供の頃は、会津の桜は東京の１ヶ月後が相場でしたから。東京が３月２０日なら会津は４月２０日…という基準です。

昨年は特に例外として、やはりそれでも温暖化は進んではいるものです。４月２０日が１５日となり、１０日となり、ここ数年はすっかり４月５日頃で落ち着いています。

当館の庭園は、春は桜、秋は紅葉。四季折々の風景が味わえます。

２枚目の写真は、少し散り出した頃です。桜は、満開時に生命が息吹き出すのを感じる圧巻さも見事ですが、散り出してヒラヒラと舞う儚さ、桜吹雪の優雅さも日本人として大好きな場面です。

それにしても、時の流れは早いものです。もしかすると人の人生そのものが桜のようなものなのかもしれません。

ただ、当館内でお過ごし頂いているお時間は、スケジュールで追われる時間の渦からは解放されます。街の喧騒を遮断し、緩く移ろう時空の狭間。

会津が次に迎える季節は、緑の萌えたギラギラな初夏へと移ろいでゆきます。

ぜひ、会津の奥座敷の夏を体験しに足をお運び下さい。